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コンビニ人間 / 村田 沙耶香 著

2017.05.21:品川図書館にて
2017.05.22:読書開始
2017.05.23:読了

微妙にネタバレなので、気になる方は、読後にお読みください。
まず、面白かった。
面白い、と言うと語弊が有るのだけど、少し変わった主人公の性格が、本人による語り口でどうにも面白い感じがしてしまいますし、そのおかげで軽く軽快に読み進められるのは、僕の思う所のドライブ感があって、好きです。
中盤から、少しその性格の異常さが目立ち始め、最後に向けて、致し方ない自分の居所を見つけるには、それを異常と思う方が異常と言う感覚に導かれるのが、小気味良い読後感を味あわせてくれます。

以後、ネタバレかな…









自分の経験からして、多かれ少なかれ、多くの人は人生のどこかでマイノリティー感を抱くものだと思いますが、歳と経験によってそれは消えていってしまいます。
でも、その頃の本人…幼い頃だと思いますが…はけっこう辛かったハズで、その記憶も残っているハズですなんですが…
そんな辛さも、歳と経験を積むことで、それを幼い頃のやるせなさだったり、未熟な故の思い込みだったり、と言う様な解釈をして忘れ去られるものなのかも知れません。
この物語の主人公の存在は、ファンタジー的では無く、現実でも無く、そんな自分の中に有る忘れさられた自分の一面なのかもなぁ、なんて思ったりしてます。

それとリンクした話題として、先日NHKで、「発達障害」の話が取り上げられていました。あの番組を見て、「僕も?」「私も?」なんて思った人もいらっしゃるのでは…
僕も未だに番組内で紹介された症例と、似た傾向が有るように思いつつ、普通に社会生活が送れる程度なら、障害ではないと言えるんだろうなぁ、と言う自分の安堵感に違和感を感じています。
チト変な表現なんですけどね…違和感なんです。この番組と同時期に読書したもので、なんだか変な読後感を味わっています。もっと自分に正直にならないといけないなぁ、なんて…

話は違いますが、僕はかなり昔に、障がい者施設向けのソフトウエアを開発する仕事をしていた事があって、その時は「障害」ではなく「障碍」もしくは「障がい」と書かないと怒られたものです。
この場合はマイノリティーも含めるのですが、障がい者は、一般大多数の社会に順応できないから存在するわけですから、社会が障害者を作っている。
だから「害」では無い、と言う理由からです。そんな事、最近は言わなくなりましたね。

| Book '17 | 22:52 | comments(0) | - | pookmark |
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