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愛の夢とか / 川上 未映子
随分と久しぶりの投稿である。まぁ、気持ちの面で落ち着いてきた、と言う事だと思っている。だから本も読めたのだし…
と言うわけでもなんでもないのだけど、久々に川上未映子さんの作品を読んだ。「色彩を持たない…」の巡礼の旅じゃないのだけど「愛の夢」と言うのが気になったのも、読もうと思った読もうと思った動機の一つだ。
で、これは新刊なので、図書館で予約した時点で17番目だった…のが、2週ほど前に順番が回ってきた訳だったりする。買えよ! って? まぁ、良いじゃないですか…


愛の夢とか


06/14:都内区立図書館にて
06/22:読了
06/27:一部再読後に返却

はじめ、ちょっと苦労したけど、慣れたらテンポ良く一気に読めた。
何に苦労したかと言うと、センテンスの長さ。適度に読点は入っているのだけど、次の句点…「。」デスね…までが、とにかく長い。半ページを超す事もあり、「ので、」「だの、」「だから」「それで」と、脈絡の無い訳じゃないのだけど、続く続く続く…途中に中間的結論が隠れ、徐々に論点を切り替えながら…続く続く。女子会的な話の展開、と言ってしまえばそれまでなんだけど、それでも長い。
慣れると、とてもテンポが良いので、軽快に読めるのだけど、慣れるまでに時間がかかってしまった。
思い出して見ると、確かに過去に読んだ川上さんの文書は、そう言う傾向があったかもしれない。

と言う訳で、本題なのだけど
短編集なので、どの作品も語り出すとそれなりに語れるほど、内容が濃く、身につまされたり、納得したり、新たな発見があったり…とそれぞれに特筆すべき点がある。特に表題作の、「愛の夢とか」、最後の方の、「お花畑自身」「十三月怪談」が印象に残ったように思う…ひとまず、返却期限まで、再読するなら、これらかな、と言う感じである。

中でも、「十三月怪談」は重たい主題なので、涙せずには読めなくて…電車の中じゃなくて良かった…未だにその重さが作った心のへこみがちと残ってたりする。この作品は特に重いのかも…そうだなぁ、村上春樹の小説では、必ずと言って良いほど死が扱われるけど、ああ言った必然性のある(?)死では無いのが、きついのかもなあ、と思ったりしている。まさか、死なないよね、って祈りつつ読んだ物だから、余計にキツかった。

どんな世界でも、どんなにバーチャルでも、たとえ想像するだけでも、小説の中で遭遇するだけでも、配偶者を亡くす、と言うのはつらいなぁ…ってしみじみ感じてしまった。
 
 
 
 
 
 
自分で書いておいて、「必然性のある死」と言う表現に疑問を感じている。今回の川上さんの例は、必然性ではなく、主題なのだし…と考えると、村上さんの小説で扱われる死は、いったい何なんだろう?
| Book '13 | 22:06 | comments(0) | - | pookmark |
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