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Sweet Hereafter / よしもとばなな

スウィート・ヒアアフター

僕にとっても、あの11日は忘れられない出来事でした。その後、随分と長い期間、何かそこしれない重さを持った何かが、心を少なからず支配し続けました。実に結構ゆれたわりに直接的な被害は無かったのですけどね…
一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月、半年、一年、二年…今となっては、いつまで続いたのかわかりません。忘れ去ったり、なくなってしまったのではなく、徐々にその影を潜めていっただけで、また再び広い範囲を支配する時期が来るのかもしれません…このまま消え去る事は無いのだろう、と思っています。
この本を読んでいたら、そんな感覚を…重さや、日常さ、どうしようもなさ、有る意味軽さと誤解しそうな身近すぎる現実感、を思い出していました。あの時の心の重さは、もしかすると何か霊的な何かを感じずにはいられない、そんな事実があったのかも、と思っています。そう考えると、全てにおいて説明が付くように思ったり…読み進めるほどに、主人公の思いは本当にそんなあの頃の僕の思いに似ていたように思えて…

と、巻末の後書きを読んでそうなのか、と納得しました…最初に後書きを読まなくて良かったなぁ〜…それでも、ある意味ゾッとしましたけど。(´・ω・`)
| Book '13 | 21:07 | comments(0) | - | pookmark |
輝く夜 / 百田尚樹

輝く夜 (講談社文庫)

百田さん、三冊目かな?
後書きを読む限り、本人の持ち込み企画のようなんですが、なぜ突然こんな話しをしたくなったんだろうか? って言う疑問があります。
確かに内容的に良い話が多いし、感動もするし、ホッともする良い話なのだけど、百田さんはこの手の筋書きが得意では無い様に思えてなりません。読み応えがないというか、奥深さに欠けると言うか、何と言うか、本当に軽く読むには良いのですけ…事実一日で読めてしまいます。

それと残念ですが…僕には納得の行かない話がいくつかあります。それは余りにも儚すぎて、切なすぎて、奇跡でもなんでも無い様に思えました。たとえ奇跡としても悲し過ぎます。
僕はこんな人生なら、神様を恨むだろうなぁ…と思ったりしています。
| Book '13 | 23:59 | comments(0) | - | pookmark |
蜜姫村 / 乾ルカ

蜜姫村

2013.12.03: 都内図書館にて
2013.12.11: 読了

かなりグロいシーンが多くて、挫折気味にだらだらスタートして、中盤から話しのテンポに飲み込まれて、一気に読み切りました。
読み始め頃に検索で当たって来たホラー的な評価が本当なのか?、と変な興味もあったりしたのですが、実のところはテンポに飲み込まれただけだったのかも知れません。

読み終えて見ると、互いの思いやりや、交わした約束の大事さだったりと、とても身近なテーマなのかもなぁ、と思ったりしています。余りにも日常とかけ離れた話題なので、なかなか気が付きにくいのが、少し残念です。
少なくとも、話しの中のグロさは、約束なのか、契約と言うべきなのか…定めと言った方が良いかな…必ずしも自らの意思によるものでは無い所が、唯一の救いかも知れないですが、まぁ凄いですね。
乾ルカさんの作品にはけっこう多い…気持ち悪い…表現なんだけど、今回のそれはマックスレベル…彼女にとっては、とても大きな意味があるようだけど…わかりにくいのは確かです。
自らの存在を確かに現実の物とするための行為、表現である、と言う事なのかな…(´・_・`)
ま要するに、僕にはホラーと言う感覚はありませんでした。^_^



そうそう、このままじゃチトキツいけど宮崎駿作品の原作に良い、って感じ…ですかね。(´・_・`)
| Book '13 | 21:14 | comments(0) | - | pookmark |
たったひとり / 乾ルカ

>たったひとり

一度は市内図書館で貸し出し
期限切れで返却
先週、港区図書館にて、
2013.12.02:読了


とまぁ、一度読み出して、読み切らなかった為に再読、となった本。要するに、初めは受け入れられなかったに近いのです。
こんな感じで読むとあまり良い結果を産まないのが、常で、今回もあまり良い読後感はありませんでした。


ここからは、ビミョーにネタバレなので、続きは次ページに…
(あー、スマホ版で見ると、そのまんまつながってますが…m(__)m)




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| Book '13 | 08:29 | comments(0) | - | pookmark |
風の中のマリア / 百田尚樹

風の中のマリア (講談社文庫)

随分前に買ったんだけど、本棚に入れたまま忘れていた…先週から思い出したように読み出し…
2013.11.26:読了
読み始めて、10ページほどまでで、何の話かと疑問に思って、ひとまず巻末の解説…養老孟司さんが書いている…を読んで少し納得して、最初から読みなおすことになってしまった。
その昔、ファーブル昆虫記やシートン動物記を読んできたことを、思い起こされつつ思ったのは、読む側にかなり選ばれてしまう話しだろう、って言う事。僕は、結構すんなり読めたのだけど、蜂、いゃ昆虫を忌み嫌う人にはちょっと受け付けられないだろうし、小説の内容が蜂の生態解説で終わってるのか、と感じる向きもあるだろうし、ファンタジー嫌いの人にも的確に批判されそうだ。おそらく、作者もそんなこと百も承知の上だろうと思うんだけど…要するに受け入れられない人も多いだろうなぁ。
元々ファンタジー好きの僕は、けっこうなハマり具合で読み進めた。少なくとも、作者が蜂たちの生態の何に感動、共感し、何に恐れを抱きつつこの物語を書いたのかが、伝わって来る感がとてもよかったように思っている。
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| Book '13 | 20:38 | comments(0) | - | pookmark |
メグル / 乾ルカ

メグル (創元推理文庫)

2013.11.07:港区立図書館
2013.11.20:読了

みなさんは、それぞれに抱えた問題をどの様に解決してますか?
特に人の根源に係る問題となると、解決に向かう道筋は、とても険しく、痛みを伴う事がほとんどだし、解決した結果が必ずしも幸せとは限らないんだけど…でも解決した方が、何かしら得る物がある場合が多いのかも…
それが、人としての成長であって、それが得られるのであれば、何にも替え難いと思う勇気ある人もいれば、痛みを伴うのは絶対に嫌だから、問題を抱えたままの方が良い、と思う人もいるでしょう。
どちらかと言うと、どんな痛みがあろうが幸せになれなくとも今の問題を積極的に解決したい、と思う人は少ないのかも知れません。

一つ前の「ばくりや」と続けて読んだこの乾ルカさんの本は、そんな事を考えさせてくれます。
と、そんな感じです。
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| Book '13 | 12:21 | comments(0) | - | pookmark |
ばくりや / 乾ルカ

ばくりや

このところ、乾ルカばかり読んでる…(^^;;

2013.10.99:市内図書館にて
2013.11.07:読了

不要な…持て余してる…能力を交換する、という発想が面白い。
持って行きどころが、ワンパターンでなく、ハッピーだったり、予想外なジョークに終わったり、キツ過ぎるほどのシリアスな結末だったりと、読者を飽きさせない。
要するに結末がそれぞれ意外な方向なので、さらに深い感慨が残る、感じだ。

僕には、そんな交換に値する能力ってあるかなぁ、と考えると思い当たらない…要するに、たとえ人に誇れる様な能力であっても、持ってない凡人の方が、普通に幸せなのだろうなぁ、と…(ーー;)
| Book '13 | 23:25 | comments(0) | - | pookmark |
あの日にかえりたい
お久しぶりです。(´・ω・`)



あの日にかえりたい


久しぶりに、本を完読した。
僕の体調のせいなのか、今回、この本を読むまでは、ほぼ文学系は読み切る事が出来ないでいた。百田さんの零戦を読んで以来、全くだったので、自分でもどうしたんだろう、と思っていた…要するに、興味の範囲が狭くなったのかもなぁ。

それは良いとして…

内容は、題名にある様に、あの日に帰りたく思っている、様々な人がそれぞれの形であの日を思い出し、あの日に帰って行く話しが、短編集として収められている。
どの話しも感動的で、物悲しく、微笑ましく、不思議なタッチで描かれていて、どれも良い話しだった。

僕にはそんな帰りたい、って思うあの日があるだろうか? と思うと、残念ながら思いつかない。そんな日があると、また読後の心情が違うのだろうなぁ〜、と考えている。
とは言え、この本にある帰りたい日は、持ってないほうが幸せな感もあるので、ほどほどのあの日なら良いなぁ、なんて…
| Book '13 | 13:34 | comments(0) | - | pookmark |
永遠の0 / 百田 尚樹


永遠の0 (講談社文庫)

6月中旬に、有隣堂横浜ルミネ店にて購入
7月初旬に読み始め、7月10日読了。

元々、戦記物を読む性質ではないし、読み出しについても、あまり良い印象はなかった。
先入観もあって、10ページあたりまでは、あまり気が進まない感が強かったのだけど…20ページあたりからだろうか、通勤途上の眠さを超えて、一気に読み進んでしまった。
読めば読むほどに、全く戦記物などではなく、人の生き様や、家族愛、夫婦愛…だけでなく友人愛、師弟愛など…様々な愛の姿を主題にした、見事な作品だった。
特に後半では、涙せずにいられない場面が多く、通勤時に電車内で読んでいて、涙をこらえるのに苦労するほどだ。最終章に向けては、少し出来すぎな感が無くはないが、逆にそれが事実であってほしい、と思わせるほどの説得力がある。

ゼロ戦に何の興味も無いし、まして戦争の歴史に興味も無かった僕に、もっと知りたいと思わせるような、とても興味深い視点からうまく歴史を描いているし、少なくとも戦争に関してもっと知らなくてはいけない、と思わせてくれた点でも、久々に良い本に出会えたと思っている。
 
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| Book '13 | 12:26 | comments(2) | - | pookmark |
愛の夢とか / 川上 未映子
随分と久しぶりの投稿である。まぁ、気持ちの面で落ち着いてきた、と言う事だと思っている。だから本も読めたのだし…
と言うわけでもなんでもないのだけど、久々に川上未映子さんの作品を読んだ。「色彩を持たない…」の巡礼の旅じゃないのだけど「愛の夢」と言うのが気になったのも、読もうと思った読もうと思った動機の一つだ。
で、これは新刊なので、図書館で予約した時点で17番目だった…のが、2週ほど前に順番が回ってきた訳だったりする。買えよ! って? まぁ、良いじゃないですか…


愛の夢とか


06/14:都内区立図書館にて
06/22:読了
06/27:一部再読後に返却

はじめ、ちょっと苦労したけど、慣れたらテンポ良く一気に読めた。
何に苦労したかと言うと、センテンスの長さ。適度に読点は入っているのだけど、次の句点…「。」デスね…までが、とにかく長い。半ページを超す事もあり、「ので、」「だの、」「だから」「それで」と、脈絡の無い訳じゃないのだけど、続く続く続く…途中に中間的結論が隠れ、徐々に論点を切り替えながら…続く続く。女子会的な話の展開、と言ってしまえばそれまでなんだけど、それでも長い。
慣れると、とてもテンポが良いので、軽快に読めるのだけど、慣れるまでに時間がかかってしまった。
思い出して見ると、確かに過去に読んだ川上さんの文書は、そう言う傾向があったかもしれない。

と言う訳で、本題なのだけど
短編集なので、どの作品も語り出すとそれなりに語れるほど、内容が濃く、身につまされたり、納得したり、新たな発見があったり…とそれぞれに特筆すべき点がある。特に表題作の、「愛の夢とか」、最後の方の、「お花畑自身」「十三月怪談」が印象に残ったように思う…ひとまず、返却期限まで、再読するなら、これらかな、と言う感じである。

中でも、「十三月怪談」は重たい主題なので、涙せずには読めなくて…電車の中じゃなくて良かった…未だにその重さが作った心のへこみがちと残ってたりする。この作品は特に重いのかも…そうだなぁ、村上春樹の小説では、必ずと言って良いほど死が扱われるけど、ああ言った必然性のある(?)死では無いのが、きついのかもなあ、と思ったりしている。まさか、死なないよね、って祈りつつ読んだ物だから、余計にキツかった。

どんな世界でも、どんなにバーチャルでも、たとえ想像するだけでも、小説の中で遭遇するだけでも、配偶者を亡くす、と言うのはつらいなぁ…ってしみじみ感じてしまった。
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| Book '13 | 22:06 | comments(0) | - | pookmark |
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